r binder typeRバインダーの種類
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Rタイプバインダー(ラッパ)の特徴features

素材にテープを均一に巻く際に欠かせない、Rタイプバインダー(ラッパ)。
その名称が示す通り、ラッパ部分がなだらかなカーブを描いているのが特徴です。
テープを屈折させることなく、ストレートにラッパ内に挿入できるため、テープへの抵抗が生じにくく、素材の縮みやシワの発生を防ぐことができます。
また、最小縫い上がり幅は2.5mmと、テープ幅の細いものの縫い付けにも最適。
角度の急なアウトカーブやインカーブのテープ巻きの際に、その威力を発揮します。
靴の街、神戸市長田区では古くから、靴の縫製にRタイプバインダー(ラッパ)が使用されてきましたが、いつの頃からか、かばん、手袋とその用途は広がり、今では様々な日用品の縫製に用いられるようになりました。
Rタイプバインダー(ラッパ)と素材material
Rタイプバインダー(ラッパ)の使用に適した素材は、レザーテープや革テープです。
以下におおまかな目安として、Rタイプバインダー(ラッパ)に
「適した素材」「適していない素材」
をまとめていますので、ご参考ください。
適した素材
・皮革など厚みのある素材
・レザーテープなど
適していない素材
・薄くハリのない幅広テープ
・コシの弱い幅広テープなど
Rタイプバインダー(ラッパ)の用途purpose
Rタイプバインダー(ラッパ)を使用して作られる商品の一部をご紹介します。
いずれも、靴やかばん、手袋など私たちの身の回りにある商品ばかりです。
靴 |
紳士靴、婦人靴、子供靴、ナースシューズ、スポーツ靴、サンダル、スリッパ など |
|---|---|
かばん |
各種革バッグ、トートバック、ランドセル など |
その他 |
手袋、携帯ケース、工具入れ、iPodケース、各種手芸品、介護具(コルセット)、畳生地コースター・財布 など |
Rタイプバインダー(ラッパ)の種類type
Rタイプバインダー(ラッパ)はひとつではありません。
用途や商品の素材に応じて、様々な形状に分かれます。
以下に代表的なRタイプバインダー(ラッパ)を掲載しました。
オーダーメードに関するお問い合わせもお気軽にお寄せください。
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腕総合送り(パフ335等)用 
パフ製などのミシンに合うRタイプバインダー(ラッパ)です。
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腕上下送りミシン用 
かばんの縫製に最適です。多くの縫製工場様にご愛用いただいています。
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平ミシン用滑り板付き 
総合送りやチドリミシンなど針板を加工せず、そのままバインダー(ラッパ)をミシンに乗せる場合に用います。
Rタイプバインダー(ラッパ)の発展系development

カバン等の縫製で、大きな返し縫いのある場合には、縫った個所が返し縫でラッパ内に入ろうとするため、ラッパ口金そのものを後退させる必要があります。
また、素材への巻き始めと終わりで、素材を包むように仕上げるためには、ラッパ口金が邪魔になるので、それを遠ざける必要があります。
これらに対応するため、スイング定規の先端にラッパ口金を設置した商品を開発いたしました。

30mm以上ある幅の広いテープを四つ折れにして巻く場合、一気に四つ折れにするのが難しい場合があります。
このような場合、理想はロールバインダー(ラッパ)でテープの両縁を折ったものを用意し、それをミシン用二つ折れRタイプバインダー(ラッパ)で縫い付けるのが好ましいですが、工程が増えるため、このロール用とミシン用の2つのラッパを連結させたものとして開発いたしました。
Rタイプバインダー(ラッパ)の使い方use
靴やかばん、手袋などの縁巻きテープ用、Rタイプバインダー(ラッパ)のセット方法、使い方をご紹介します。
製作者の視点を絡めて分かりやすく解説していますので、使い方に迷った際は、ぜひご参考ください。

ラッパ口金は針板にネジで固定されていますが、この固定位置を変更することで、ぬいしろの深さを変えることができます。
ミシンの針落ちが、ラッパから折れて出てきたテープのどこに当たるかでぬいしろの具合が決まります。
デザインやテープ幅にもよりますが、目安として、折れ縁から約1mm~1.5mm位のところに縫い目がかかるようにラッパ口金を固定すると、縫い目が美しく仕上がります(図:1)。
針落ちがテープの折れ縁に近くなるほど、ぬいしろは浅く(図:2)、逆に折れ縁から遠くなるとぬいしろは深くなります(図:3)。
ただし、ぬいしろを浅くすると、カーブなどで縫い目が脱線する恐れが生じ、また、深くしすぎると三つ折れ、四つ折れラッパの場合、中に織り込んだテープに縫い目がかからず、ほつれの原因となりますので、ご注意ください。
なお、ラッパ口金の止め位置に対し、押さえ金を押さえる位置も調整する必要があります。この際、ラッパ口金の定規部分と押さえ金との間に隙間が生じないよう、押さえ金を合わせてください。










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